あなたも始めよう、ギャグマンガからの意識改革術

自分を彩る触媒を探せ

人生を生きる上で、大切とされるものといえば、
如何に人気者になるかではないだろうか。

人気者といえば、ムードメイカー、明るい性格、行動がおもしろい等、
人を引き付けるカリスマ性の持ち主である。

こう要素を並べると一見人気者になるにはハードルが高そうに思えるが、
実のところやろうと思えばすんなりできるものなのだ。

本稿はすんなりどんな根暗でも人気者への大いなる一歩を踏み込むための後押しになればよいと思う。

誰もが望む人気者になるには、
日々先ほど挙げた人気者要素を心がけること。

だがそれらを心がけることは至難の技、
根暗な性格の方は特に無理があるだろう。

なので他の方法を提示する、
それは。ギャグマンガのキャラクターを元に意識改革をすることだ。

まず、あなたには好きなギャグマンガはあるだろうか?

好きなギャグマンガの主人公を取り上げることができればよいのだが、
もし見つからない場合はこれから好きなギャグマンガを見つけていけばいいだけの話です。

ちなみに私の愛読していたギャグマンガは「ピューと吹くジャガー」です。

この作品の主人公ジャガーさんは笛吹の名人でリコーダーからあらゆる音を出すことができるのだ、
ギター音、猫の鳴き声、波動音などサンプラーさながらの様々な音を出すことができ、
リコーダーの長さを自由自在に如意棒のごとく操ることも可能だ。

そんな彼の性格は普段は落ち着いているが、
目標のためならどんな手を使ってでも遂行する。
反対してくる人には服の中にサバの味噌煮を入れ、
トラウマを植え付ける巧妙な手段を仕掛けるほどのサディストで奇人である。
そんなことをするがどこか憎めないカリスマ性を持っている。
そんな彼が繰り広げるギャグストーリーは読者を釘付けにする魅力があふれているのだ。

本稿ではこのジャガーさんを取り上げてギャグマンガキャラをどう取り入れ、人気者になるかをつづろうと思う。

生活に触媒を溶け込ませ自分の物にせよ

ではジャガーさんを生活に取り込んでいけばいいかだが、
まずは「ピューと吹くジャガー」を読み、ジャガーさんは自分に合っているものかを吟味すること。

もし合わないようだったら、他のギャグマンガを読み漁るとよいだろう、
ギャグマンガを読み漁った分人と話すときのネタにもなるので無駄にならないし、
どのキャラが合うか探す事を楽しむのも大切だ。

吟味したうえで合ってるとした場合、
まずは自身が絶対面白い人間になる、魅力的な人間になる意識を常に持つようにする、
そしてそれらはどのような物を指すのか?という問いが自問自答として言及されていくであろうが、
そこは問題にならない、つまりどのようにという部分にはすべてジャガーさんを当てはめればよいのだ。

ジャガーさんのように面白い、ジャガーさんのように魅力的に、ジャガーさんのようにカリスマに等、
なりたい人物願望を全てジャガーさんに当てはめるようにしていく、
これをすることにより意識は自然にジャガーさんをインストールしていくのだ。
憧れの人物像と自分に合ったギャグマンガの主人公がうまくシンクロし、
意識に溶け込ませることができたのだ。

これができたあなたは今、デミジャガーさん、半ジャガーさんとなるのだ。

そこから完璧なジャガーさん化するには、日々の生活にジャガーさんの思考をなぞるような行動をしていくと良いだろう。

つまり先述したジャガーさんの性格、行動をしていく。

ジャガーさんだったらこのときこうするだろうなど、
普段やれないことをジャガーさんガイドラインとして行動シーケンスを構築し、
イメージし、行動を起こしていくのだ。

そしてだんだんとあなたの思い描く憧れの人物像へと近づき、
より良い人生を歩むことができるだろう。

そして進化

ジャガーさんと化して行くことができた後、
うまい事人間関係を気づけて行けているだろうと思うが、
時には現実に打ちのめされることもあるに違いない。

いくら形作った人格であろうとも、
ショックを受ければいともたやすく砕け散るものだ。

それは、その本質は単なる幻想にすぎないからである。

そもそも自分で作り上げたジャガーさんならこうするであろうと思ってきた行動は実際のところ、
ジャガーさんとはかけ離れたものとなるだろう。

それはジャガーさんが実際に行ってきた事ではないからである。
漫画につづられていない事だからである。

憧れの人物像からもいつの間にかかけ離れてしまい、
別物の人格と化してしまっている可能性がある。

それにより自分が思っている以上の奇人変人と化してしまっている事実に気づかないまま、
自分なりのジャガーさんが確立しすぎて自己陶酔に溺れてしまい、
現実に対して盲目的になってしまう。

これがいかに周りから哀れな目で見られてしまうのかは言うまでもないだろう。

兎にも角にも、
幻想の人格を築いたうえで本当の自分とは如何なるものかを探っていく、
またそれもギャグ漫画を読み漁るがごとく楽しむといいだろう、
そしてジャガーさんという幻想を超える真なる自分に出会えることを願おう。